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ぐっぴーの微+

2015年10月からの知っていれば を読んでみてね。

お茶の時間

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写真の魚の尾には真ん中に穴がありますが裂けてはいません。尾の厚みが生かされていると思われます。
真ん中と右の魚は尾筒の黒が尾びれで悪さをしているものです。

色々なグッピーが表現を変えながら持つ尾筒の黒は、メラニンに親和性のある層を加えるという効果をもたらします。
それにより尾びれでは左右で2層分丈夫になります。また、模様構成に影響を与えます。

尾のメラニン模様の基本的なものが3つあります。
1 条に沿ってもしくは条の上に模様を作るのも(レースなど)
2 条を避けるように、その間に模様を作るもの(グラスの尾の後半部など)
3 条に影響されずに自由に模様を作るもの(モザイクなど)
これら3つの複合でグッピーの尾のメラニン模様は構成されています。

この辺が分ってくるとモザイクの模様をレースやグラスで調節する。などということがやりやすくなります。
別件ですが、ウイーンエメラルドのエメラルド色の尾筒もこの遺伝子で作られています。(モザイクのワイルドは存在しないと、言われていましたがウイーンがそれだと思っています)

ショッカーまでは長いです。しばらくお付き合いを。
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  1. 2015/12/06(日) 23:29:52|
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お茶の時間

画像 380  画像 381  画像 382
今回は模様の深度の話。
尾筒の黒に注目していきましょう。
左側が未処置。コブラ模様が黒の上に部分的に乗ってきています。このコブラ模様は細かく鱗単位です。
真ん中は鱗をはがして表面を削っています。黒の部分のコブラ模様は消失しています。
右側は裏側から見ています。右下の黒地部分にコブラ模様があります。
すなわち、黒の部分は三層構造で、コブラ模様は最下層型、表層型があるということです。

乱暴な表現をすれば、表層型が強ければ、細かなレースタイプ、下層型が強ければコブラタイプに見えるということです。
この魚の場合、表層型が弱いため、尾筒の黒(中層)がない部分は下層部分のコブラ型の模様が主体となっています。
  1. 2015/12/06(日) 08:38:01|
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